スター・ウォーズの哲学

同じ映画を何度も繰り返してみると、何気ない台詞の背景に色々なものが見えてきて、面白いものです。

現在、映画「スター・ウォーズ」を英語&英語字幕で見て、英語を勉強しているのですが、1度見ただけでは気付かなかったものが、かなり見えてきています。
友人から聞いたのですが、「スター・ウォーズ」の監督であるジョージ・ルーカスは、かなりの哲学者だとか。
その話が、もし本当であれば、映画の節々にそれが見えてきます。

一例をあげると、
エピソード5「帝国の逆襲」から。
この作品は、俄然悪である帝国軍が強く描かれています。
私はこれを「自身の中にある悪が、外部要員としての悪を引きつけ、そしてそれを勝たしている」
という観念を表現するものだと解釈しています。
主要人物の一人である「ハン・ソロ」は、帝国軍に追われている際、宇宙船のトラブルに見舞われます。
その時の台詞「It's not my fault」
『俺のせいじゃない。』
何でも外部要因の責任にし、自分の過失を認めようとしない態度。
これは私自身にも当てはまることです。
人々が陥りやすい罠のひとつです。


時を同じくして、主人公「ルーク・スカイウォーカー」もその修行中、
自らが無理だと思い込んで試して失敗した姿に、その師「ヨーダ」が、
「無理だと思うから失敗したのだ」と言い放ちます。
さらに「ヨーダ」は、自己抑制の必要性も説きます。
「control,control,you must learn conrol」
この「ヨーダ」の言葉は、私の心にとても強く残っています。

その他、映画「スター・ウォーズ」の中には色々と哲学的な要素が出てきますので、また機会があれば紹介したいと思います。